SADI web site ダニと疾患のインターフェイスに関するセミナー
●趣意
1.「日本では恙虫病・野兎病またピロプラズマ以外にダニが媒介する疾患はないのだろうか」という素朴な疑問が以前からあった。しかし、紅斑熱・ライム病等々の症例が確認されるに及んで、研究の気運が高まって来た。
2.1992年度、予研における希少感染症研修会に集まった各分野の研究・実務担当者の中から、自由な討論の場を希求する声が出て来た。すなわち、ダニ類が動物や人類に病原体媒介(感染症)あるいは皮膚疾患やアレルギ-を起因することがあり、対応には各々の専門家が関わっているが、従来は縦割り志向が強くて、互いに横の連絡や接点を探るなどの意見交換の機会が少なかったことに気付くに至った。
自然環境 生活環境・行動様式
寄生・刺症性ダニ類(媒介)←→野生動物・家畜(保菌) 人類(患者)
共生微生物(病原体) 低感受性 感受性
医ダニ学・微生物学 生態学・獣医学・医学・衛生行政
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・高田伸弘,矢野泰弘(福井大学医学部)
・藤田博己(馬原アカリ医学研究所)
・馬原文彦(馬原医院)
・大滝倫子(九段坂病院)
・岸本寿男(岡山県環境保健センター)
・吉田芳哉(横浜市立大学医学部)
・山本正悟(宮崎大学医学部)